管総理と小沢2011年06月02日 06:34

国会で今日午後から、管総理の不信任案についての賛否投票が行われる。
大震災の最中、このような政局に落としいれた小沢という議員に大変な憤りを感じてならない。
昔、自民党の野中元官房長官が彼をして悪魔だと表現したがまさにそのとおりだ。
あのツラ構え、ふてぶてしさ、脅し、すかし、もっとも嫌いな政治家だ。
ヤクザよりはるかに悪質である。
その彼に同調しようとする民主党議員も情けないし許せない。
一体なぜ彼らは彼を支持するのか。
それは彼一流の人たらし人心掌握術にある。
今朝の北海道新聞に載っていたが、ある民主党議員が小沢に呼ばれて、不信任案に賛成するよう説得されたという。
その議員はもし賛成したら、民主党から除籍処分を受けて、次回の選挙には落選し妻子が路頭に迷うから困ると答えた。
すると小沢は「そんなことは心配するな。最後まで面倒をみてやるから」と相手に迫ったという。
この議員も情けないが、この小沢の面倒みの良さは政界人の一致した
評価だ。この自信はどこからうまれるのか。それは企業から巻き上げた
献金、カネの力だ。本当にこんな男は絶対許せない。
現在裁判中である不法献金にたいする判決はやはり無罪となるだろう。カネを受け取ったかそうでなかったかは簡単には立証できないだろう。また彼が私腹をこやしていることも単純に証明できない。
確かに自分自身のためにはやっていないかもしれないが、しかし私利はあるのだ。これは恐ろしいことだ。
小沢信奉者は結構多い。私の好きなタレントや、評論家の中にも彼を評価して人がいる。人の道に外れたことをやっていようが、才能があれば許されるというのか。これらの人物の考えも嫌いだがそれだけに小沢は許せない男だ。
不信任案提出の理由は管総理の指導力不足だという。
しかしそんなスーパマンなんているはずがない。
今の混沌とした、権利意識が格段に強くなった日本国民の中で、みんなの意志をまとめるのは不可能に近い。小泉元総理大臣のリーダー力が引き合いにだされることがあるが、あんな調子者をそう信じている者は物事の道理を知らない、深く考えないおめでたい人間である。
みんなで紆余曲折しながら、物事をすすめていくのが一番大切なことだと私は思う。
日本の政治はまだまだ未熟だ。
まあ小沢というとてつもない悪党がこの政界にいるかぎり、日本の前途は多難極まりないだろう。
今回不信任案が可決された場合、管さんは解散総選挙を宣言して、政権を自民党に譲った方がよい。とりあえず昔の自民党の体質のもとで日本は進んでいく道しかないだろう。未来にはまた理想的な政党が誕生することを願わずにはいられない。

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